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ブログ 2014/11

古事記の原文から「咲」の字を検索した。[古事記の研究]

投稿日時:2014/11/13(木) 01:45

古事記の原文から「咲」の字を検索した。

その読み。「わらふ」か「えむ」か?

 

▼古事記 上-3 天照大神と須佐之男命
也。爾高天原動而、八百萬神共。於是天照大御神、以爲怪、細開天石屋戸而、內告者、因吾隱坐而、以爲天原自闇、亦葦原中國皆闇矣、何由以、天宇受賣者爲樂、亦八百萬神諸。爾天宇受賣白言、益汝命而貴神坐。故、歡喜樂。如此....

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▼古事記 中-1 神武天皇記~開化天皇記
。阿阿音引志夜胡志夜 此者嘲者也。故、其弟宇迦斯、此者宇陀水取等之祖也。自其地幸行、到忍坂大室之時、生尾土雲訓云具毛。八十建、在其室待伊那流。此三字以音。故爾天神御子之命以、饗賜八十建。於是宛八十建、設八十膳夫、毎人佩刀、誨其膳....

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▼古事記 下-2 履中天皇記~安康天皇記
兄王、無及兵。若及兵者、必人。僕捕以貢進。爾解兵退坐。故、大前小前宿禰、捕其輕太子、率參出以貢進。其太子被捕歌曰、阿麻陀牟 加流乃袁登賣 伊多那加婆 比登斯理奴倍志 波佐能夜麻能 波斗能 斯多那岐爾那久又歌曰、阿麻陀牟 加流袁登....

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▼古事記 下-4 清寧天皇記~推古天皇記
儛。如此相讓之時、其會人等、其相讓之狀。爾遂兄儛訖、次弟將儛時、爲詠曰、物部之、我夫子之、取佩、於大刀之手上、丹畫著、其緖者、載赤幡、立赤幡、見者五十隱、山三尾之、竹矣訶岐此二字以音。苅、末押縻魚簀、如調八絃琴、所治賜天下、伊邪....

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ナゾ解き古事記 ~神と人との1300年~の動画リンク先[古事記の研究]

投稿日時:2014/11/13(木) 01:15

(父のあだを討った皇子をかくまって、逆賊となった豪族葛城氏の最後は、ドラマのワンシーンになりそうなほど劇的な描かれ方をしています。天皇家の伝統を綴るべき歴史書が、なぜ敵を強く、美しく描くのでしょうか。そこから見えてくる、日本書紀とは違う「古事記の立場」は…。1300年を経て明かされる「あたたかい歴史書」=古事記の世界を余すことなくお伝えします。)

 

ナゾ解き古事記 ~神と人との1300年~ 2012.10.01

 



 

朝日新聞2014年11月08日朝刊「天声人語」から[徒然日記]

投稿日時:2014/11/13(木) 00:32

朝日新聞2014年11月08日朝刊「天声人語」からの転載 ジャーナリストの確かな目で時代の流れを見続ける看板コラム


原発と人間の寓話

 ある男が美しい妻と仲むつまじく幸福に暮らしていた。ところが、犬に脅かされて妻が狐(きつね)の正体をあらわす――。評論家の故加藤周一さんがかつて、本紙連載の「夕陽妄語(せきようもうご)」でこんな説話に触れていた。「嘘(うそ)について」と題した一編だ。
 狐にだまされていたと知って男は驚く。しかし、だまされていたときの幸福を忘れられず、もう一度化けてくれと頼み、狐も応じる――。類似の民話は各地にあろう。
 狐が化けていた妻を原発に置き換えてみたい。福島の事故で安全神話のまじないは解け、正体が露(あら)わになった。それなのに昔が忘れられず「もう一度化けてくれ」と頼み込む。人の心の機微を突く古い民話は、現代の寓話(ぐうわ)でもある。
 鹿児島県の議会と知事が九州電力川内(せんだい)原発の再稼働に同意した。「地元の同意」を得て歯車は回りだす。経済優先の変わらぬ国政。動かすほど儲(もう)かるという電力会社の変わらぬ意識。地元経済の原発依存も変わらない。そうしたものが渦を巻いて、原発回帰へと日本を流していく。
 住民の避難計画も大きな不安を抱えたままだ。理屈ばかりで役に立たない訓練を畳水練(たたみすいれん)と呼ぶ。畳の上の水泳訓練の意味だが、その「理屈」にあたる計画作りも、国は地元に任せ切った格好だ。
 加藤さんの話に戻れば、もう一度化けた狐の妻と男は、その後幸せに暮らしたという。物語は美しく現実は厳しい。地震と火山の国の原発は、事あれば幾万の幸せをたちまち吹き消してしまう。福島から学んだ、つらい教訓である。

(2014年11月08日 朝刊)