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古事記の研究

古事記を歴史書として科学する  ~神武天皇と倭建命~

[古事記の研究] 投稿日時:2018/04/03(火) 09:49

古事記を歴史書として科学する 
~神武天皇と倭建命~

講師
古代史研究家 谷本 茂
カテゴリー

 

 戦前の「歴史教科書」から戦後の「虚構の神話・伝説」へと数奇な運命を経た古事記を、宗教・文学の視点からではなく歴史学の立場から科学的に解明しその謎に迫ります。
 前々回の出雲神話・国譲り、前回の天照大神の謎に続き、今回シリーズでは、神武天皇と倭建命をめぐる謎(中巻前半)を中心に解説し、併せて日本列島の国々の成り立ちについて考古学的視点も含めて、総合的に考察してゆきます。
 受講者の皆様と共に考える講座にしたいと思います。古事記に関する予備知識は必要ありません。従来説とは全く違う古事記のイメージに触れる機会となれば幸いです。

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講座の詳細

教室名 神戸教室 残 席 あります
開催期間 4/10~9/11 曜日・日時 第2火曜 10:00~12:00
回 数 6回 途中受講 できます
コース 受講料(税込み) 教材費(税込み)
会員 16,848円  

日程

2018/04/10(火) 天照大神と須佐之男命は姉弟だったのか?
2018/05/08(火) 天岩屋戸神話は日蝕現象ではない
2018/06/12(火) 神武天皇の東征(1)出発地と目的地
2018/07/10(火) 神武天皇の東征(2)時期を推定する
2018/07/31(火) 「崇神天皇=初代天皇」説は成り立たない
2018/09/11(火) 倭建命の西征・東征をめぐる疑問を解く

持ち物

■筆記用具 
■資料は講師が準備します(資料代は無料)

備考

■7月31日は、8月14日の振替です。 
■10月期優先継続期間:8/1(水)~8/17(金)予定。 
■講演1.5時間+Q&A 0.5時間:合計2時間以内。

古事記を歴史書として科学する ~天照大神の謎を解く~

[古事記の研究] 投稿日時:2017/10/09(月) 18:24

古事記を歴史書として科学する~天照大神の謎を解く~

講師 古代史研究家 谷本 茂

 戦前の「歴史教科書」から戦後の「虚構の神話・伝説」へと数奇な運命を経た古事記を、宗教・文学の視点からではなく歴史学の立場から科学的に解明しその謎に迫ります。
 前回の出雲神話・国譲りに続き、今回シリーズでは、天孫降臨と天照大神をめぐる謎(上巻後半)を中心に解説し、併せて日本列島の国々の成り立ちについて考古学的視点も含めて、総合的に考察してゆきます。
 受講者の皆様と共に考える講座にしたいと思います。古事記に関する予備知識は必要ありません。従来説とは全く違う古事記のイメージに触れる機会となれば幸いです。

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教室名 神戸教室 残 席 あります
開催期間 10/10~3/13 曜日・日時 第2火曜 10:00~12:00
回 数 6回 途中受講 できます
コース 受講料(税込み) 教材費(税込み)
会員 16,848円  

日程

2017/10/10(火) 天孫降臨を巡る虚と実(1)~邇邇芸命と猿田毘古神の関係を探る~
2017/11/14(火) 海幸彦と山幸彦 ☆~火遠理命の伝承の意味を考える~
2017/12/12(火) 日子穂穂手見(ヒコホホデミ)命の年齢の謎~古代の歳の数え方について~
2018/01/09(火) 天孫降臨を巡る虚と実(2)~邇邇芸命は何処にいつ天降ったのか~
2018/02/13(火) 大八島国生み神話を分析する~高天原は何処にあったのか~
2018/03/13(火) 天照大神は本当に女性だったのか?~伊勢神宮を巡る異説を検討する~

持ち物

■筆記用具 
■資料は講師が準備します(資料代は無料)

備考

■4月期の優先継続期間は、2/1(木)~2/16(金)を予定 
■講演1.5時間+Q&A 0.5時間:合計2時間以内

  • ほとんどの講座は見学でき、講座によっては体験受講ができます。詳細は教室までお問合せください。
  • [入会不要]マークがついたコースは、入会しなくても受講できます。
  • 入会金については、各教室ホームページの「受講に際して」をご覧ください。
  • 残席状況は変動しますので、申込時には異なる場合があります。
  • この講座を初めて受講される場合は、終了している回数分の受講料はいただきません。

天地開闢 「造化の三神」と「神世七代」 イザナギとイザナミの誕生

[古事記の「ゆる訳」] 投稿日時:2016/04/26(火) 12:25

 

1.天地開闢
1-1.「造化の三神」と「神世七代」

最初は天地開闢。世界の誕生です。日本神話の場合、淡々と神様が生まれていく、というのが特徴でしょうか。古事記では、高天原(天つ神の居住地)はそもそも存在しており、ここに三柱の神様が誕生します。

・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
・神産巣日神(かみむすひのかみ)

漢字も読みもいきなり難しいですね。。いわゆる「造化の三神」とも呼ばれます。この造化の三神に続いて、さらに「まだ地上世界が水に浮かぶ脂のようで、クラゲのように混沌と漂っていたときに」「泥の中からが芽を出してくるような勢い」で二柱の神様が誕生します。

・宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
・天之常立神(あめのとこたちのかみ)

やはり漢字も読みも難しい。。以上の五柱の神様は特に別天神(ことあまつかみ、別天津神とも)と呼ばれ、神様の中の神様という位置づけではありますが、ただ幸い(?)にも、今後の神話の展開で表立って登場しませんので(時々出てくる)、名前を完全に覚えておく必要性は薄いかもしれません。

しかし、アドバイザー的には以下の二柱の神様(二柱とも「造化の三神」の一角)たちが時々顔を出してきます。

・高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
・神産巣日神(かみむすひのかみ)

とりあえずはこういう神様たちが生まれました、ということで次に進みましょう。

ただ、最後の天之常立神(あめのとこたちのかみ)は高天原そのものを神格したものとも考えられ、その誕生によって、高天原がチョー神聖なものになった、という風には考えられるかもしれません。続いてあらわれる神様と対をなしているという点でも、ある意味分岐点と呼べるかもしれません。

さて次に登場するのが、次の二柱です。

・国之常立神(くにのとこたちのかみ)
・豊雲野神(とよくもののかみ)

先ほどお話した、天之常立神(あめのとこたちのかみ)と一字違いの国之常立神(くにのとこたちのかみ)が登場します。追々説明しますが、日本の神話には大きく分けて天つ神、国つ神というに系統の神様が登場しますが、その分かれ目かもしれません。

この二柱まで、今まで登場した七柱の神様には性別はなく、独神と呼ばれています。この次から、男神・女神のペアが五代(5組のカップル)、続々と誕生していきます。別天津神の五柱を除くそれ以降の七組(独神の二柱が各一組計二組、カップルが五組)十二柱(独神二柱とカップル二柱が五組で計十柱)を総称して、「神世七代」と言います。

「神世七代」の最後に登場するカップルの神様が、

・伊邪那岐神(いざなぎのかみ=イザナギ) 男神
・伊邪那美神(いざなみのかみ=イザナミ) 女神

となります。

この二柱(というよりは、その時はイザナギ一人であり、イザナミは黄泉の世界でしたが)が天照大御神(あまてらすおおみかみ=アマテラス)の親であり、その孫が葦原の中つ国(高天原と黄泉の国の間にある世界、すなわち日本)に降臨(いわゆる天孫降臨)した邇邇芸命(ににぎのみこと=ニニギ)であり、その子孫に初代天皇・神武天皇がいます。


【関連キャラ】
イザナギ - 日本のとーちゃんはオクテだった?
イザナミ - 自分から男を誘う積極的な女神
タカミムスヒノカミ - 神の中の神、アマテラスの分身?

【古事記の神・人辞典】
アメノミナカヌシノカミ - 造化の三神、別天津神の一柱。
タカミムスヒノカミ - 造化の三神、別天津神の一柱。
カミムスヒノカミ - 造化の三神、別天津神の一柱。
ウマシアシカビヒコヂノカミ - 別天津神の一柱。
アメノトコタチノカミ - 別天津神の一柱。
クニノトコタチノカミ - 神世七代の一代目
トヨクモノノカミ - 神世七代の二代目
ウヒヂニノカミ | スヒヂニノカミ - 神世七代の三代目。大地が徐々に出来上がっていく
ツノグヒノカミ | イクグヒノカミ - 神世七代の四代目。生物が発成し育つ
オオトノジノカミ | オオトノベノカミ - 神世七代の五代目。大地が完全に凝固した
オモダルノカミ | アヤカシコネノカミ - 神世七代の六代目。人体の完備
イザナギ | イザナミ - 神世七代の七代目。国産み、島産み、神産み
 

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「神社と古事記」

 http://www.buccyake-kojiki.com/archives/1000331655.html 

から参照引用しています。


 

古事記の原文から「咲」の字を検索した。

投稿日時:2014/11/13(木) 01:45

古事記の原文から「咲」の字を検索した。

その読み。「わらふ」か「えむ」か?

 

▼古事記 上-3 天照大神と須佐之男命
也。爾高天原動而、八百萬神共。於是天照大御神、以爲怪、細開天石屋戸而、內告者、因吾隱坐而、以爲天原自闇、亦葦原中國皆闇矣、何由以、天宇受賣者爲樂、亦八百萬神諸。爾天宇受賣白言、益汝命而貴神坐。故、歡喜樂。如此....

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▼古事記 中-1 神武天皇記~開化天皇記
。阿阿音引志夜胡志夜 此者嘲者也。故、其弟宇迦斯、此者宇陀水取等之祖也。自其地幸行、到忍坂大室之時、生尾土雲訓云具毛。八十建、在其室待伊那流。此三字以音。故爾天神御子之命以、饗賜八十建。於是宛八十建、設八十膳夫、毎人佩刀、誨其膳....

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▼古事記 下-2 履中天皇記~安康天皇記
兄王、無及兵。若及兵者、必人。僕捕以貢進。爾解兵退坐。故、大前小前宿禰、捕其輕太子、率參出以貢進。其太子被捕歌曰、阿麻陀牟 加流乃袁登賣 伊多那加婆 比登斯理奴倍志 波佐能夜麻能 波斗能 斯多那岐爾那久又歌曰、阿麻陀牟 加流袁登....

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▼古事記 下-4 清寧天皇記~推古天皇記
儛。如此相讓之時、其會人等、其相讓之狀。爾遂兄儛訖、次弟將儛時、爲詠曰、物部之、我夫子之、取佩、於大刀之手上、丹畫著、其緖者、載赤幡、立赤幡、見者五十隱、山三尾之、竹矣訶岐此二字以音。苅、末押縻魚簀、如調八絃琴、所治賜天下、伊邪....

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ナゾ解き古事記 ~神と人との1300年~の動画リンク先

[古事記の研究] 投稿日時:2014/11/13(木) 01:15

(父のあだを討った皇子をかくまって、逆賊となった豪族葛城氏の最後は、ドラマのワンシーンになりそうなほど劇的な描かれ方をしています。天皇家の伝統を綴るべき歴史書が、なぜ敵を強く、美しく描くのでしょうか。そこから見えてくる、日本書紀とは違う「古事記の立場」は…。1300年を経て明かされる「あたたかい歴史書」=古事記の世界を余すことなくお伝えします。)

 

ナゾ解き古事記 ~神と人との1300年~ 2012.10.01

 



 

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