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徒然日記 2014/5

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『原発ゼロ』 (小出裕章著)、お薦めです。

[徒然日記] 投稿日時:2014/05/30(金) 22:52

昨日、『原発ゼロ』(幻冬舎ルネッサンス新書 小出裕章著)を買ってきた。

今日この本を読み終えて、「福島原発事故」に対して新たな怒りが湧いてきた。

「原発は即時に廃炉。再稼働などとんでもない。まして、原発輸出は絶対に許せない。」との思いを新たにしたところである。

以下、『原発ゼロ』(幻冬舎ルネッサンス新書 小出裕章著)を紹介し、お薦めする。

 


幻冬舎Webページより

http://www.gentosha-r.com/products/9784779060939/

『原発ゼロ』(幻冬舎ルネッサンス新書 ) 小出裕章 

福島原発事故から3年。 

この事故を「終わったこと」にしようとする“空気”を危惧します。 
国を挙げて取り組むべきはオリンピックよりも被害者救済と放射能汚染対策。 
40年以上一貫して原子力反対を訴え続ける著者が今、最も伝えたいこと。 

事故発生から3年が経過した今、福島第一原発では何が起きているのか。放射能汚染はどれくらい広がっているのか。もはや東京の一部も放射線管理区域に匹敵するほど汚染を受けていることなど、その深刻な実態を客観的に立証する。40年以上反原発を貫く著者が事故の風化に警鐘を鳴らすとともに、なおも原発を推し進める巨大権力に対し、人生を賭して闘う決意を綴った覚悟の書。 

■著者紹介

 
1949年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発はいらない』『この国は原発事故から何を学んだのか』(いずれも小社刊)など多数。 

 

 


 

小出裕章氏の最近の講演動画の紹介。(本の内容と同じ講演)

 

 

             2014/05/24 に公開
             2014.5.24 

             小出裕章氏講演会&伊方とほんとうのフクシマ」写真展

             主催:愛媛有機農産生協

             写真展:「平和と民主主義をめざす全国交歓会」
             「原発さよなら四国ネットワーク」共催

 

瀬川映子『長崎の夜はむらさき』

[思い出の歌・唄・詩] 投稿日時:2014/05/27(火) 23:00

瀬川映子『長崎の夜はむらさき』

 

この唄が好きである。「メロディーライン」が心地よい響きを持っているからだ。

初めて長崎に行ったのは、20歳の頃。友達との二人旅で、新幹線を利用せず、快速などを乗り継いで長崎まで行った。市内見物をすることとなったが、「オランダ坂」の場所が判らず、適当な坂道で「オランダ坂」と書いたスケッチブックを持って「証拠写真?」を写した思い出がある。若いころは「随分と馬鹿な事をしていたのだ。」と思うのであるが、61歳の今もあまり成長していない自分がいることに気付くのです。

 

 

岡林信康 『今日をこえて』

[思い出の歌・唄・詩] 投稿日時:2014/05/25(日) 22:39

岡林信康 『今日をこえて』

 

高校2年生の頃から、岡林信康の「歌と生き様」にどっぷりと浸かっていた。

特にこの歌は、その頃から自分の「生き方・考え方」の原点であり、現在に至っている。

高校3年生の秋に、「国士無双」なるペンネームで『無双詩集』*を発行したが、その巻頭に、『今日をこえて』の歌詞を掲げた記憶がある。

※『無双詩集』-----こんな名称だったかな。中身は、詩を中心に、俳句・小説・漢詩などの文芸集でした。残念ながら、現物は行方不明。100部程度、手書き原稿を輪転機にかけて印刷し製本した。今思えば「冷や汗」ものですが、その頃から文学に興味があったのだと考えています。

 

 

 

福井地裁[大飯原発差し止め判決]再稼働への重い警告。

[徒然日記] 投稿日時:2014/05/24(土) 15:17

福井地裁[大飯原発差し止め判決]再稼働への重い警告。

 福井県内外の住民189人が関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)の再稼働差し止めを求めた訴訟で、福井地裁(樋口英明裁判長)は5月21日、2基について「運転してはならない」と言い渡しました。2011年の東京電力福島第1原発事故後、原発の運転差し止めを命じた判決は初めて。

 

判決文の優れた見識。----今後の「反原発運動」にはこの観点が必要だ。

9 被告のその余の主張について

 他方、被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

 

 実にすばらしい判決文。この国のリーダーたちは、どっちを向いて政治をしているのか。原発の再稼働、原発輸出を推進する反国民的勢力は、よく考えてほしい。

 

※「原発問題」で一貫した主張と行動をする「日本共産党」に拍手を送ります。

 

原発なくせ、再稼働反対をコールする人たち=23日、首相官邸前

(2014/05/24『しんぶん赤旗』より)

 

 

 

5・23大飯差し止め判決の力 全国に

国会前で吉良よし子、笠井亮議員がスピーチ(日本共産党のアップロード動画)

 

 

 

再稼働申請原発 地下水が大量流入

2014.5.19 参院決算委員会 吉良議員の質問(日本共産党のアップロード動画)

 

 

(判決全文は、「トピックス」に保存してます。)

 

今日は、『日本書誌学』の講義に出席。

[徒然日記] 投稿日時:2014/05/23(金) 08:15

今年の4月から、水曜日と金曜日の2回、関学へ聴講に通っています。

 

 今日は、『日本書誌学』の講義日。主として江戸期の『和本』に関する講義です。この講義では、所謂「変体仮名」についても簡単なものが読めるようになると思います。

 金曜日の講義には、末娘(関学4回生)も一緒に履修しており、父娘が『講義室で机を並べて講義を聞く』という、ちょっと珍しい事態が発生しています。しかしながら、毎週金曜日は、昼食とか、お茶代とか、本代とか、色々と払わされるので無収入の身には辛いものがある。

 水曜日は、一人で、『日本文学特殊講義』に通っています。こちらのほうは、「江戸・明治の漢文・漢詩」の講義です。今週は、日本独自の「漢文訓読=漢語」が、現在の日本語文脈を作ってきたことについての講義でした。この講義は、非常に興味深く聞いており、38歳講師の博学ぶりには、毎回驚かされます。よく研究されておられます。講義の中身は「まとめ」をし、別のブログ(古典文学)で紹介します。

 今期は、たまたま「江戸」というキーワードで「江戸文学・文化・歴史」に触れることとなったが、「江戸」は本当におもしろい時代であると考えました。
 
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